このCCDカメラを導入して気になったのがBias画像の縞々ノイズと、画像短辺の明るいノイズ。
今日、縞々ノイズの原因がわかってきたので、記録します。
現象として、フルではなく控えめの冷却温度設定にした場合、設定温度に達すると、ファンが1秒程度単位で強弱が付いた回転となる。
これは、一定温度に維持するため、ペルテェ冷却をOn/Offすることで、負荷電流が変動するためと考えられます。これがCCDからの読み出し中にされると、画像に横じま模様が見られやすくなります。
横じま模様は、電源電圧にも関係しており、負荷変動に弱いリニア電源で12Vギリギリだと、はっきりとした縞々になります。これが、13Vくらいだと大分目立たなくなります。
スイッチング電源だと負荷変動に強いためか、うっすらとしか出ないです。
SG-3000のような蓄電池系もは電圧が高めであるためか目立ちません。
冷却設定をフルにしたり、冷却Offにすると On/Offしないのでほとんど縞々が出ません。
SXの温度コントロールを ON/OFF制御から連続的なもの(PWMとか)に変えてもらいたいところです。
画面短辺付近の明るいノイズは、まだ原因良くわかっていないです。
Flat用の6秒くらいの短時間露出で見られ、バックグランドレベルが低い画像で目立ちます。他のユーザーさんでは長時間露出でも見られたそうです。同じ時間のDarkを引けば消えるようですが、RGBフィルタ毎に補正しても 端の色が均一になりません。
原因追求継続します。