月別アーカイブ: 2009年5月

QHY9曇り防止をどうすべきか



先日のM16撮影の時も苦しんだのは、QHY9のウィンドウの曇りであった。
ためしに、部屋の中で冷却テストすると-20度位でウィンドウの中心付近に曇りが発生した。
エアブロアで空気を吹き付けると、さっと無くなるので、内側では無さそう。
QHY9の中味は写真のように、ウィンドウの周りはスポンジに覆われているが、コネクタ部分は隙間がある。(2枚目はコネクタ付近の基板の状態。基板間の隙間が大きくコネクタ付近からの湿気が通りやすい?)

対策として、Qiu氏が言っているのは、このコネクタ付近の隙間をシリコン樹脂などで埋めてしまうというもの。
外気に触れないようにする意図はわかるが、ウィンドウ周辺の空気はある程度湿気持っているので、効果がどれだけあるかわからない。
どこかに穴を開け乾燥空気をエアポンプで送り込む方法も考えられるが、穴はあけたくない。
候補として考えるのは、細いヒーターをQHYとFWの間に巻きつけ、少し温度を高める方法。
これが効果あるか、今度晴れたらやってみるつもり。。

今日の収穫と課題 (QHY9+HyperStar)



今夜、QHY9のスケアリング調整を行い、だいぶ周辺の星像が良くなってきた。
でも、QHY9を冷やしていくと霜が発生するのが困るところ。霜はチャンバーの中ではなく、外側に発生していると思われる。徐々に冷やすのが良いのであろうが、冷やしていくと、ある温度から発生し始める。やっかい。。。
あと、今夜SSDIガイダーが壊れた(?)。突然、ガイド画像が撮れなくなり、ガイド継続不能になったのだ。
なんともならないので、どこかに安いガイダー無いかと調べたら、なんと冷却QHY5が25800円で限定1台出ていた。早速注文したい旨連絡入れた。残っているかなあ。。。
画像は、QHY9(-5℃→あまり冷やすと霜出るので)BaaderHa(6nm) 180secx2,ダーク減算あり。赤道儀NJPノーガイド。C14(F1.9)675mm

磁北がこんな方向になっていたとは。。

今朝天気が悪かったが、昼から良くなってきたので、一度、角度計と方位磁石で極北を出してみようと、昼間CD-1でセットしてみた。
ところが、夜になって北極星の位置を見て愕然とした。
方位が思ったより大きくずれている。
磁北と真北がずれているのは知っていたが、これほど大きくまた方向も違うと思ってなかった。
知識的には、北米方面が磁北と思っていたので、方位磁石は真北から東にずれていると思っていたが、西にずれているのだ。
なぜなのか調べてみると、この辺だと西に7度程度ずれるという。
バイカル湖付近に、偽磁極と言われるほどのものがあるからだそうだ。
日食を見に行く上海では、どちらにどれだけ磁北の偏角があるのか調べてみたが、日本語のサイトにはなかなか引っかからない。
英語版(あるいは中国語版)のサイトまで広げて調査しないといけない。。

日食練習その1




今日は晴れたので、日食撮影の最初の練習行った。
まだ、フィルターは仮の状態であるが、バーダーのソーラーフィルタがどれくらいの明るさで写るか、CD-1がどれくらい追尾精度あるか、風の影響などが理解できた。
1.明るさはオートで撮ると1/500になって少し明るすぎた。
→次はマニュアルで撮りなおそう。。
2.CD-1の追尾は、ビデオを画面に大映しすると2分くらいでズレが目立つが、微動で調整できる。
3.風による揺れは、雲台と微動の組み合わせが高かったので、影響大きく気になった。
→背の低い組み立て必要。

まあ、初めてにしては、まあまあかも。
といっている間に、梅雨が来てしまうと練習できないから、もっと時間活用しないといけないですね。。

QHY9 Backfocusの再計算

なかなかHyperstarの周辺星像がいい感じにならないので、今一度Hyperstarで実績あるSBIGのBackfocus長さを確認してみた。

SBIGのサイトの情報では、自分の持っている旧型プレートだとST本体+CFW8Aで42.9mmとのこと。

翻って、QHY9本体はQiu氏の情報から16.5~17(15+1.5~2mm)mm、FWは表裏のアダプタ付きで実測22.5mmよってこの組み合わせで39~39.5mmとなった。

実は先日オークションで3mm厚のT延長リングを購入していた。

もしかすると、計算上これを付ければ42?42.5mmになって かなりいい感じになる?
次晴れたとき、これでやってみよう。。。

今日はドームの整備

今日は、会社が一斉休業日。
晴れていたので、ドームの整備を行った。
1.シャッター開閉用ロープの交換。
→まっくんさんに教えてもらった6mmΦのクレモナロープに交換した。これはかなり効果があり、開け閉め楽になった。
2.シャッター後部の黒ゴム破れ修理。
→ロープの端部が当たっていたところが破れていたので、ホームセンターでゴム板を購入し、パッチ当ての要領で修理。今までも雨の進入は無かったのだが、より安心になった。
3.ドーム全体のワックスがけ
→数ヶ月ぶりに洗浄、ワックスがけ。春の黄砂がまだ残っていたが、これで綺麗に。
これで、今夜晴れたら と思っていたら、今はドン曇。

すごい雨です

今日はすごい雨です。
先週は、月があったけど、少しQHY9触ってました。
無謀にもC14の直焦点でOAGでナローバンド撮影テストしてました。
C14の直焦点は3910mmF11、OAGはずっと前に買ってあったビクセンのOAG、ガイドカメラも買ってあったOrionのSSDI-1。
QHY9は1×1では無理なんで、2×2で撮りました。
M57狙いましたが結果は光軸がイマイチなのと光量不足でボケボケ。(かっこ悪くて掲載できず。)
ガイドは2?3ピクセルもブレましたが、画像では〇になってました。
うーん、光軸もっと詰めるのと、光量考えるとブロードバンドのフィルターでないとアカンですね。
エドモンドのフィルターはRGBセットで1万円ちょっとらしいので、ポチッとしようかな。でも、IRカットフィルタが別途要るみたいでどうしよう。。

QHY9のUpper Boardはデジタル回路だけか?





表題の話とは異なるが、CLAMPについてQiu氏からForumに回答があった。
Clamp is an option for control of the star shadows after a bright star.
高輝星の後に出る星影?をコントロールするためのものとのこと。。

ところで今日、交換した従来のUpperBoardをQiu氏宛てに送った。
理由はノイズの原因を調べたいとの要請があったから。
軽かったので240円だった。
その前に、まじまじと基板を眺めてみたら[BB]と書かれたICがあった。
これってアナログICでは有名なBurr Brown?何の役割をするのだろうと型番のVSP3210を調べると、なんとCCD signal processorとのこと。これってデジタルなんだろうか?
モロにアナログ信号を処理するICのように感じるが。。
基板は多層基板ではなく2層基板であった。

QHY9 ASCOMドライバUpdate

さっき、QHYCCDのフォーラム見てみたら、TomさんのASCOMドライバが少しUpdateされた模様。
例のBlackUpperBoardに対応したLowSpeedダウンロードが先日のドライバでは、項目のみあって選択出来なかったが、今日のUpdateで選択できるようになった。
LowSpeedを使う理由として輝度の高い星の横にでる暗い線の発生対策である。
制約条件として1×1のフルサイズのみ有効になるようだ。
CLAMPの意味はまだ回答が無い。CCDの世界ではアナログ処理の一番最初のところで使われるものらしいが、どんな効果があるのか上手く説明されたものが無い。

日食ツアー説明会

日曜日、7月の上海日食ツアーの第1回説明会に参加してきた。
14時から開始との事であったが、前の組(同じ日食ツアー1回目応募の方々)の質疑が長引き10分くらい遅れて開始。
14時からの参加者は10人程度。
この旅行会社の主催で全国で1000人くらいの参加になるとのこと。
講師の吉岡さんの日食観測のポイントを聞いて、準備するものがイメージできて良かった。
でも、高額な機材のリストを事前にリストアップして5月中に提出しなくてはいけないのには閉口した。中国の規制が緩和されることを祈るばかり。。