先日CANPに参加し、AO(Adaptive Optics)補償光学を使った話を聴講し、刺激を受けました。
私もSteadyStarAOを持っていますが、アマチュア向けのもので、硬質光学ウィンドウを傾けて補正する方式で、駆動部もステッピングモータを使った低速で補正しかできないものです。
一方、すばる望遠鏡に使われているシステムは変形するミラーを使い数次レベルの補正を行うものですが、光路長もかなり長くなり、アマチュアの望遠鏡には使えそうにないものでした。(費用も含め)
光路長が長くなる変形するミラーではなく、変形する透過ウィンドウであれば、光路長も短くなるのでは?と思いネットを検索すると、ありました!
http://dynamic-optics.eu/products.php?p=adaptive-lenses
ダイナミック オプティクス社という企業からAdaptive Lensesという名称で売られているようです。4次補正まで対応、補正速度は<5msとなっています。開口径がわかりませんが、20㎜くらいに見えます。小さいフォーマットの撮像素子に良さそうです。
http://dynamic-optics.eu/applications.php?p=telescopes
この実施例ではCelestronのC11に取り付けられています。カメラはAtik製です。このシステムがいくらか質問メール出しました。いくら位ですかねえ。