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高すぎて断念。。

昨年から検討していたイタリアのDynamic Optics社製のAOですが、やっと国内代理店から概算価格が提示されました。

ただ、その概算価格が想定をはるかに超える金額(安いドイツ車が買える)で、これまで聞いた性能に対してあまりにもコストパフォーマンスが悪く感じましたので、断念することにしました。

残りのStellar Products社製にかけることにします。

C11ポチリました


将来新型AOを導入するにあたり、C8では小さく、C14は稼働率が移動撮影できないので、ヤフオクでC11をポチリました。古いですが、程度が思ったより良かったので今のところ満足です。
アリガタレールが今のアリミゾに上手くフィットしなかったので、アマゾンで安く買いました。
これから光軸調整していきます。

究極のAO(補償光学)システム

先日CANPに参加し、AO(Adaptive Optics)補償光学を使った話を聴講し、刺激を受けました。

私もSteadyStarAOを持っていますが、アマチュア向けのもので、硬質光学ウィンドウを傾けて補正する方式で、駆動部もステッピングモータを使った低速で補正しかできないものです。

一方、すばる望遠鏡に使われているシステムは変形するミラーを使い数次レベルの補正を行うものですが、光路長もかなり長くなり、アマチュアの望遠鏡には使えそうにないものでした。(費用も含め)

光路長が長くなる変形するミラーではなく、変形する透過ウィンドウであれば、光路長も短くなるのでは?と思いネットを検索すると、ありました!

http://dynamic-optics.eu/products.php?p=adaptive-lenses

ダイナミック オプティクス社という企業からAdaptive Lensesという名称で売られているようです。4次補正まで対応、補正速度は<5msとなっています。開口径がわかりませんが、20㎜くらいに見えます。小さいフォーマットの撮像素子に良さそうです。

http://dynamic-optics.eu/applications.php?p=telescopes

この実施例ではCelestronのC11に取り付けられています。カメラはAtik製です。このシステムがいくらか質問メール出しました。いくら位ですかねえ。

新赤道儀(デモ機)導入

これまで、TOA130用にEM200を使ってきたのですが、カメラの大型化に伴い、ガイドが安定せず、満足な星像が得られなくなってきました。

昨年購入したCGEM赤道儀でも安定せず、やはり耐荷重20kg以下の赤道儀では無理と感じ、耐荷重30kg以上の赤道儀を物色しておりました。

候補として、タカハシのEM-400、i-OptronのCEM60-ECがありましたが、EM-400は価格高いし、ピラーが激重39kgでとても移動で扱えないと対象から外しました。CEM60-ECはピラーも重くなく、価格も手ごろ、耐荷重は30kgと十分です。PEもものすごく小さく(<0.5秒角!)非常に魅力的でした。ただ、海外の情報で、5インチ屈折や25cmカセグレンより大きいと、振動が発生するという話がありました。どうも、磁石を使った独特のクラッチ機構が影響しているように感じています。東京出張時、ジズコさんに行ってCEM60の現物見せてもらいましたが、私には、このクラッチ機構を上手く扱える自信が無いと思い、購入を思いとどまりました。

そうこうするうちに、ふとK-ASTECさんの開発・試作品の販売コーナーに、2011年に発売された韓国製のMC300赤道儀がピラー付きのデモ品がEM200の税込み価格くらいで出ているのを見つけました。

MC300はウォームホイール径が、赤径、赤緯共に147mmとNJPクラスで赤緯はNJPより大きいくらいです。

重量は25kgと重いですが、TOAを安定運用するには必要な大きさだとと思いました。

早速K-ASTECさんに電話し、購入の意向を伝えましたが、出荷前動作確認するので少し待ってほしいとのこと。それで待っていたのですが、10日くらい経っても天気が悪く出荷前検査できない様子。海外出張もあって、20日以上待つことになりました。

その間に購入資金を、CGEM赤道儀や ほとんど使っていないCCDカメラなどを ヤフオクで売って得ることが出来ました。

やっと、一昨日MC300赤道儀が到着しましたので、早速動作確認のため組み立てました。予想よりもピラーが高く、載せるのが少し難しかったですが、何とか移動でも使えそうです。あとは、ガイド精度ですが、天気が悪くてしばらく確認できそうにないですね。。うーん、早く確認したい・・。

MC300写真

 

年末年始の記録

年末年始 実施した内容を記します。

12月27日:大阪での第3回天体写真画像処理ライブセッション参加→大阪は何とか行ける距離だったので、参加しました。内容は、第1回の関が原の時よりわかり易かったですが、画像の良し悪しを見る力や、PhotoShop に関する 基本的な操作方法に関して スキルを高める必要を感じました。

第3回オフ会

その晩、調整してもらったEM200+SS2000PCのガイドの状態を確認しました。結果として、調整前より、DECの動きは良くなりましたが、時々ブレる状態が見られ、まだ良くないなあと、「このときは」感じて、終了。

20141227ガイドjyoutai

12月28日:シュミットオリジナル極軸望遠鏡入荷、CGEM赤道儀に取り付け調整。遠くの地上物体を基準にRA軸まわして極軸望遠鏡のスケールのセンターが合う様にするのですが、取り付け部のセンターがずれているためか、像全体が偏芯している感じ。また、極軸望遠鏡の接眼部も回転できるようになっているのですが、これも偏芯しているので、両方の軸をあわせるのが難しい状態。とりあえず、接眼部を固定し、RA軸の中心と合う様にする形にしました。

12月29日: CGEM赤道儀に 初めてTOA130を載せて、予想通りのウェイト数、位置でバランス取れることを確認。極軸合わせを行うも、暗視野照明が明るすぎて、On/Off繰り返しながら調整(調光装置の必要性感じた)。そのまま、ガイドテストに入りましたが、ここでキャリブレーションでDEC方向が動かずテスト中断。

TOA+CGEM1

12月30日:DEC軸のキャリブレーションが出来ない理由を模索。ピン配列のST4とSBIGの違いかと一時疑ったが、結局ネットで情報収集の結果、DEC軸のガタが大きく、それに対してPHD Guiding2のキャリブレーションステップサイズが小さすぎた為であると判明。値をデフォルトの700msから800ms以上に変更するとDEC軸が動き、キャリブレーションが完了出来る様になりました。しかし、実際にガイドさせると、DECがなかなか補正されない状態でとても使えない状態。

12月31日~1月2日:年末年始の天候不順で調整できず、ウェブでPHD Guidingの基礎解説(http://stargazerslounge.com/topic/188777-phd-guiding-basic-use-and-troubleshooting/)とCGEM赤道儀と似たEQ6proの調整記事(http://www.astro-baby.com/EQ6%20rebuild%20guide/EQ6%20Strip%20Down%20Home.htm)を、翻訳ソフトを使いながら勉強しておりました。

PHD Guidingの基礎解説を読んだ結果対応すべきことは、

①RA軸は東側を少し重くするようなバランスにする。鏡筒が東向きのときは、ウェイトを少し下へ下げ、鏡筒が西向きの時は、ウェイトを少し上に上げる。

②DECが南にドリフトするとき、鏡筒南向きの場合はカメラ側を少し重くする。鏡筒北向きの場合は筒先を少し重くする。DECが北にドリフトするとき、鏡筒南向きの場合は、筒先を少し重くし、鏡筒北向きの場合はカメラ側を少し重くすると良い。(EM200にも適用必要か?)

③露光時間2-3秒にしてみる

④キャリブレーションは各軸7~40ステップ(出来れば15~20ステップ)になるようにする。それ以外の場合はキャリブレーションステップサイズを変更する。

⑤キャリブレーションステップサイズは400mm/f5.6で、赤道付近は2000ms、極付近は2500msが目安。

⑥ガイドレートはx1が基本。

1月3日:EQ6proのウォーム軸調整記事(http://www.astro-baby.com/EQ6%20rebuild%20guide/EQ6%20worm%20alignment.htm)を見て、CGEM赤道議のDEC軸調整敢行することにしました。EM200には無いウォームキャリアの前後移動の調整セットボルトはこことこの反対側にあります。

CGEM-DEC-F

DEC軸をロックしたときにあったガタが無くなり且つDECモータ回転させて止まらない程度に調整。

そのほか、RTC(リアルタイムクロック)の電池が有効になっていなかったので、電装盤を開けて電池についていた透明フィルムをはずしました。これでRTCは有効になりました。

CGEM-バッテリ1

これまでの対応の結果がどうなるか、近日中に検証したいと思います。。

赤道儀その後と国際光器のセールで。

スターショップにお願いしていた、赤道儀の状態確認と調整が終わったとの連絡が今日ありました。

年明けになるかもと言われていたので、早く終わって良かったです。

モーターや平ギアに問題は無く、少し調整しただけとのこと。

ピリオディックエラーに関しては調整では直らないとのことで、PECが、ガイドに対して余計な動きをしている可能性があるので切ることや、バランスのとりすぎで、ふらつきが発生するので、若干どちらかにウェイトをずらすことなどの対応でカバー出来るかもとの見解。

調整・発送料込みで3800円と予想外な良心価格で実施いただきました。

今週返送されたものを、もう一度確認したいと思います。

今日、それとは前後して、国際光器のクリスマスセールに行きました。目的は、普段見られないEM400やEQ-8、Paramaount赤道儀が1箇所で見ることが出来るからです。昼にはもうEM400が売れてしまっていました。EQ-8やParamount赤道儀の大きさは、移動で使う人がいると聞いても、とても自分には扱いきれない大きさで、今のドームにあるNJPがおかしくなったら交換対象だなと思いました。

しかし、同時に展示してあった展示品のCGEM赤道儀がEM200とそっくりで、同じ耐荷重(18kg)で極望が無いこと、ウェイト7.7kgが1個しかないことがネックですが、11万円といい感じでしたので、EM200と比較の意味で購入してしまいました。ただ、当面置き場所が無いので、車に積み込んだままになりそうです。

不足気味のウェイトは、シュミットで5kgのがセールで3000円位で売っていたので、思わず2個注文してしまいました。

ちょっとあせり過ぎかなあ。

自宅撮りは冴えず。。。新ライトテーブルの確認のみ成果

24日の晩は、遠征考えましたが、翌日の家族の用事を考えて、自宅撮りで行うことにしました。

19時ごろから準備を開始、ピント合わせで前日35RDとカメラの距離を調整した効果を感じ、天気も良い状態で幸先良いスタートと思ったのですが。。

車庫の上での撮影なので望遠鏡のそばにいると揺れるため、離れた部屋からリモート撮影としています。その為、フィルターフォイールの動作を音で確認ませんでした。結果として、2時間 R画像しか取れてなかったのです。。

時々StarlightXpressのFWは動かないことがあります。主に電力不足が原因なので、USBハブを使わずにいたのですが、初期化で問題あったのかもしれません。今後は手動での動作確認を行った上で自動撮影開始しないと。。。

Mean SaddleL-s

家が山の中なので12時ごろにはサドルも見えなくなったので、先回構図今一だったリベンジとM31に対象を変え、撮影開始すると、3枚目から雲が出てきてNG。その後、何度か星が見えるようになったものの、L画像撮影が始まると曇りだす始末。M31はアウトでした。。。

当日の唯一の成果は、Amazonで見つけたLEDパネルによるフラット撮影です。A4サイズでUSBによる給電のみ、無段調光というよさげな仕様。価格は5000円。

IMG_1029

実際にフラット撮影したところ、明るさは最低に合わせて、L:0.5sec、R:3sec、G,B:1secでカウント10000前後になりました。やはり波長はELと似たような感じでRが弱いですね。でも、電源がUSBで済むのはメリットです。

 

ペルセウス流星群ビデオ

13日早朝しか晴れないと思い、かねてからやってみたかった流星群撮影を行、Youtubeにアップしました。

当日は、月もあり、雲も多かったのですが、1時~4時で20個弱の流星を撮影することができました。

さて、撮像システムですが、レンズはCBCのHG2610FCS-HSP 2.6mm F1.0です。協栄産業で売り出ししていたのを衝動買いしてしまいました。ただ、これが厄介な仕様でDCドライブタイプ。

カメラはWatecのNeptune100(WAT-100N)です。レンズはDCドライブで、合わないことは判っていたのですが、配線の変更だけで出来ると勝手に思ったのが浅はかでした。

ケーブル中の配線をつなぎ変えても上手く動作せず、結局、ビデオーDC変換機をユニエル電子から購入することになり、これの配線を改造しスイッチつければ、WAT-120Nと共用できると思ったのですが、ケーブルとコネクタ端子を調べると、コネクタ端子にケーブル配線がすべてつながっておらず、その方法では出来ないことがわかり、ガックリ。。

やはりEIAJ4ピンコネクタのオス・メス1セットを入手し自作が必要と思い、ネットを探し回って福岡のカホパーツセンターにあることがわかり、早速購入。両方で約300円でしたが送料が高く合計で1000円超えてしまいました。4芯ケーブルは、100円ショップでUSBケーブルを買いばらして使いました。

PCはi5ノートPCで、キャプチャはNTSCビデオ→USB変換ケーブルで行って、HDDは外付けUSB2TBタイプです。キャプチャソフトはSonotaCo.comさんのUFOcaptureV2です。まだお試し期間中。

推奨条件設定で23時過ぎから観測開始させ、眠りにつきました。朝結果を見ると、なぜか1時まで検出せず、1時過ぎから4時台まで19個流星を検出できました。満足できる結果です。

SonotaCo.comの推奨レンズは4mm以上でしたが、明るい流星を広範囲で拾うと割り切れば、この2.6mmでも良いのかなあ。今度は空の暗い、新月期に撮りたいと思います。