SXVR-H36 read-out noise

このCCDカメラを導入して気になったのがBias画像の縞々ノイズと、画像短辺の明るいノイズ。

今日、縞々ノイズの原因がわかってきたので、記録します。

現象として、フルではなく控えめの冷却温度設定にした場合、設定温度に達すると、ファンが1秒程度単位で強弱が付いた回転となる。

これは、一定温度に維持するため、ペルテェ冷却をOn/Offすることで、負荷電流が変動するためと考えられます。これがCCDからの読み出し中にされると、画像に横じま模様が見られやすくなります。

横じま模様は、電源電圧にも関係しており、負荷変動に弱いリニア電源で12Vギリギリだと、はっきりとした縞々になります。これが、13Vくらいだと大分目立たなくなります。

スイッチング電源だと負荷変動に強いためか、うっすらとしか出ないです。

SG-3000のような蓄電池系もは電圧が高めであるためか目立ちません。

冷却設定をフルにしたり、冷却Offにすると On/Offしないのでほとんど縞々が出ません。

SXの温度コントロールを ON/OFF制御から連続的なもの(PWMとか)に変えてもらいたいところです。

画面短辺付近の明るいノイズは、まだ原因良くわかっていないです。

Flat用の6秒くらいの短時間露出で見られ、バックグランドレベルが低い画像で目立ちます。他のユーザーさんでは長時間露出でも見られたそうです。同じ時間のDarkを引けば消えるようですが、RGBフィルタ毎に補正しても 端の色が均一になりません。

原因追求継続します。

SXVR-H36 read-out noise」への2件のフィードバック

  1. watan 投稿作成者

    シナモンさん こんばんは
    いやー、清水の舞台から みたいな感じです。
    このCCDカメラは、設計が古いためかちょっと扱いが大変です。
    いろいろ格闘して 特性がだんだんわかってきました。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください