観望」カテゴリーアーカイブ

電視観望

最近自分の中で熱が入っているのは電視観望で。上記写真は最近のスタイルです。

構成は架台がSkyWatcherのAZ-GTi、鏡筒はタカハシのFS-60CB、カメラはZWOのASI385MCにx0.5のレジューサー付与(実質0.72倍)、PCはNECのwinTABでSharpCaptureで見せています。

この架台のAZ-GTiですが、購入したのが4月3日ですぐに観望始められたのですが、アライメントをしても、対象星が数度ずれる位とても自動導入精度が悪かったので、がっくりしました。このときは本体の作成精度の悪さかと思い、代理店に電話しようと思ったくらいです。CloudyNightのサイトを見たら なんとコントロールソフトのSynScanPro ver1.15はバグにより導入精度が悪くなっているとのこと。改善されたver1.16のAndroidやWindowsにはリリース早かったのですが、iOSは3日遅れでやっと出ました。

ただ、このSynScanProは対象星をリストから選ぶタイプで、今までSkySafariのような星図から導入する形に慣れている私にとって使いにくいものでした。そこでiPhoneとiPadを連携させてSkySafariコントロールをトライしてみましたが、上手く行きませんでした。仕方なく、古いAndroidタブレットでSynScanProを動かし、iPadのSkySafariとリンクさせることに成功しました。

でも、なんだか大げさになってしまった感があります。。

初あららぎ遠征

9月30日、ミッチーさん、高木さん、杉浦さんが、あららぎ遠征に行かれるとの情報があり、快晴も期待出来そうでしたので、初めてあららぎ高原に行ってきました。

あららぎ高原は遠いと思っていましたが、時間的には高鷲スノーパークとあまり変わらない感じでした。

月が沈んだ後のSQM値は21.10と自宅より1ポイント暗い空で、さすが標高1000m以上ですね。

季節柄あまり銀河や星雲は見られませんでしたが、M57、M27、h-χ2重星団、M31、M33、M42、M78などのメジャーな対象が良く見えました。

途中からスコーピオの店長さんらも見え、いっしょに撮影・観望を楽しんでました。

撮影は、ハート星雲_胎児星雲+二重星団とオリオン座の下半身です。

フラット撮影ができずに終わったので、フラット補正無しで画像処理してみましたが、どうにも上手くいかず、今日レジ袋を使ったフラット撮影を行い、これで補正したら何とかなりました。^_^

オリオン座の馬頭星雲は赤の階調無くなってしまいましたね。。

ハート星雲:120sec x 29枚、オリオン座:120sec x34枚

135mmF2.8 アポゾナー+EOS6D(SEO-SP4) ISO1600、GPD赤道儀+ss2000、ペンシルボーグ+QHY5+PHD2、ステライメージ8で処理 1/4に縮小

今頃ですが日食ツアーに行って来ました

帰国後すぐにUpすれば良かったのですが、帰り空港にノートPC忘れたり、デスクトップPCのHDDが壊れたりして、今になってしまいました。2年前日食ツアーの情報があり、場所も晴天率が高いということで、参加した次第です。ほんとは家族も連れていけたらと誘ってみたのですが、興味なさそうで、一人となってしまいました。

8月19日8時30分伊丹空港集合ということで、車で空港に行くことにしました。荷物も23kg+15kgのスーツケース、10kgのリュックサックとなりましたので、電車の乗り換えは厳しいためです。

朝早めに空港に到着し、チェックインを済ませ、ラウンジでコーヒー、その後国内線で羽田まで。
窓側だったので、富士山見れて良かったです。^_^

羽田空港でも時間があったので、プラネタリウムカフェに入場。周りはカップルが多くて居心地悪かったです。。

夕方羽田発、ミネアポリス行きに乗り、乗り換えてソルトレイクに行くのですが、その飛行機の窓側に座ったので荷物を載せるところが見え、自分の荷物が扱われるところを見ました。珍しい。係りの人毎日この仕事していたら力持ちになりますね。

湖の大きさと夕日との対比が綺麗と感じながら、ソルトレイク空港に19時到着。まだ日は落ちていませんが、バスでホテルまで377㎞行程出発。到着は23時40分ごろでした。部屋はぱっと見ダブルで、おじさん二人が同じベッドに寝るのかと焦りましたが、ソファベッドが展開されていなかっただけのようで、ほっとしました。

翌日20日は、朝から撮影・観望場所となる、ホテルの東駐車場や北の畑の場所調整です。私は、ホテルの入り口に近い場所が何かと便利だと思い、事前予約していましたが、同じ考えの人がいて調整必要かと思ってました。実際には、私以外にその場所を選んだ人が居なくて揉めずに済みました。

午後は、ホテル近くにある車でバッファローやエルク、クマが居るところを回るサファリパークのようなところと、ウォルマートで買い物するバスツアーでした。途中ところどころ日食観望に来ているキャンピングカーが臨時の農場駐車場にいっぱい来ていました。

夕食は、バイキングですがおいしいスペアリブやトウモロコシなど食べ、地ビールも飲み翌日に備えました。

夜は晴れていたのですが、少し霞かかっていて、広角で天頂付近を撮影してみたのですが、雲がかかって使えませんでした。持って行ったSkyQualityMeterで値が20位で我が家とあまり変わらず、ちょっと残念でした。

翌日21日 本番朝は絶好のコンディション! これで撮影失敗したら逆に落ち込みます。

拡大撮影:FS-60Q+EOSkissX7i(改造)、アイベルCD-1、ノートPC(ソフトはSET’n’C)

広角撮影:18-50mm+EOSkissX5、三脚固定、タブレットPC(ソフトはこれもSET’n’C)

ビデオ:JVCのビデオカメラ、知人に借りたナノトラッカー

アクションカメラ:DBPOWER製で10秒毎のタイムラプス。後ろから全体状況記録。

双眼鏡:皆既時にフィルターなしで観望用

結果は、ほぼ満足いくものでした!

2台のPCによる自動撮影は異状なく終わりました。皆既中後半に双眼鏡による観望もでき、赤いプロミネンスも何か所も見れ、第3接触のダイヤモンドリングもリアルタイムに確認できたのです。

ちょっと残念だったのはビデオ撮影の拡大率が大きすぎたこと、ビデオの露出が上手くいかなかったこと、アクションカメラは最初から最後のタイムラプスよりも、皆既直前から直後をビデオで撮った方が良かったかもしれない。また、実は温湿度ロガーもセットしていたのですが、帰国後間違って消してしまったことが悔やまれます。

観測終了が13時でバス出発が14時という厳しいスケジュールでしたが、何とか撤収、バスに乗り込んだものの、パニック映画のような大渋滞に巻き込まれ、来たときは4時間だったのが帰りは10時間かかりました。空港近くのホテルに到着したのが24時。夕食はドギーパックに入れられた冷えたステーキ。でもそこそこ美味しかったです。

22日ホテル出発が朝7時。ソルトレイク空港でセキュリティ通過時、手荷物のX線検査で引っかかり、あせって対応したのが失敗でした。乗り換えのシアトル空港で前日の日食記事が載った新聞を買い漁って、バックに詰め込もうとしたときに、PCをソルトレイク空港のセキュリティエリアに忘れたことに気づいたのです。。

早速ツアー担当の方に相談し、空港のネット窓口に紛失届を出しました。。気落ちしたまま、成田便に搭乗。成田から羽田へリムジン移動。羽田から伊丹に乗って到着は20時30分。自宅に到着は23時でした。

到着した晩にソルトレイク空港の担当者からメールが届き、PCがあったけど、引き取り方法どうする?Fedexでも85ドルかかるけど送ることができるよとありましたので、Fedexで送ってもらうことにしました。28日に無事PCが到着し、安堵しました~~。

いろいろありましたが、2009年の上海、2012年のケアンズで物足りなかった所はほぼ無くなりリベンジ出来たと思います!

45cmドブソニアンファーストライト


MEADEの40cmドブソニアンを長年使ってきましたが、60kg近い重さ故、稼働率が非常に悪かったです。
今回、京都の店が軽量ドブの展示品を放出とのことで、思い切って、45cmドブを買いました。本当は、50cmも検討していたのですが、軽量とは言えミラーごとミラーボックスを扱うことが辛いこと、45cmと50cmの差が球状星団の見え方くらい、展示品45cmのミラーが特注の低膨脹率のボロフロート材で有ることが決め手になって購入を決めました。
今夜薄雲でしたが、木星が見えたので、ファーストライトを行いました。薄雲の影響か心なしかスッキリした見え方で、鏡筒の動きもスムーズで満足いく状態です。
本当は、エンコーダ付きの筈でしたが、部品が不足しているとのことで、別送となりました。これが来れば、iPhoneやipadで導入が出来るようになります。楽しみです。(^_^)

土星食

今日昼に土星食がありました。

12時15分ごろの潜入は、土星が見つけられず観測出来ませんでしたが、13時30分ごろの出現時は何とかビデオ撮りし、Youtubeに掲示してみました。

C14+WAT-100N(シャッター速度1/5000sec) NJP temma2

太陽観察始めました




2月にジズコさんに行って、太陽望遠鏡を見てやっぱり欲しくなり、買っちゃいましたP.S.T.
付属のアイピースは20mmで、少し物足りないので、手持ちの8-22mmズームアイピースを使うと全体・拡大両方ちょうど良い感じです。
また、CCDカメラは、Neptune(WAT-100N相当)をセットしてみましたが、そのままではピントが合わず、ビクセンのx2.3レンズ(Cマウント用)で合うことを確認しました。
見たいところによって、シャッター速度やゲインを調整する必要ありますね。
表面はシャッター速度速くして、プロミネンスは遅くするようなイメージ。
画像処理はRegistaxですが、なぜかNotePCではムービーデータを上手く読み込めず、DeskTopはOkでした。
なんででしょうね。。

皆既日食in ケアンズ



上海のリベンジでケアンズ行ってきました。
2泊4日の星ナビツアーです。アストロアーツのK山さんも同行され、香港
行きの飛行機では、隣同士になっていろいろお話できて良かったです。

香港→ケアンズ便では偶然まっくんさんも搭乗されていて、空港の荷物
引取り時にお互いの健闘を祈り、空港でお別れしました。

空港に到着したとき雨に見舞われ、いやな予感したのですが、雨になっ
たり晴れになったりの繰り返しが夜まで続きました。

そして、夜0時にホテルをバスで出発し、最初は窓から星が綺麗に見えて
いたのですが、現地に到着するころ、曇り空に。

そしてセッティングを開始するのも躊躇われるほど、小雨が時折あり、暗
い雰囲気に。

隣の観望隊は星の村天文台のO野さんがサポートしていたようで、O野さ
んの拡声器を使った解説が有難かったです。

夜明けを迎えても、一向に太陽は見えず、ダイヤモンドリングも雲の向こ
うで、ため息が出たところで、奇跡の皆既のコロナ。

一眼での撮影は、PCとの通信不成立でNG。
手持ちのデジカメ動画とビデオカメラのみの撮影となりました。
ビデオカメラの方は、偶然方向がバッチリだったという幸運に恵まれ成功
しました。

動画はYouTubeで見てください。
前半はデジカメ動画、後半はビデオカメラ画像で、途中真っ黒になります
が、フィルタをかけたからです。
http://youtu.be/LnEgE9ct8_M

2012.11.17追加:
先の動画は長いので、カメラ別に分けました。
http://youtu.be/ZkVAdLTVhcU はビデオカメラ動画
http://youtu.be/sSWIQHxzS98 はデジカメ動画です。