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watan について

いろいろな天文現象が好きな、ちょっと田舎に住むおじさんです。

ガイドはこれくらいかな。。

guide3

ウォームギアのかみ合わせが緩かったため、最初キャリブレーションも出来なかったのですが、ガタが無いくらいに締めると、やっとガイドが出来るようになってきました。

昨晩確認したら、上記のような程度になってきました。

時々はねているのは、フォーカサーを動かしたためです。

左上

あとは、スケアリングですが、悪い左上部分が上記の状態。もう少し追い込みしたいと思います。

新赤道儀(デモ機)導入

これまで、TOA130用にEM200を使ってきたのですが、カメラの大型化に伴い、ガイドが安定せず、満足な星像が得られなくなってきました。

昨年購入したCGEM赤道儀でも安定せず、やはり耐荷重20kg以下の赤道儀では無理と感じ、耐荷重30kg以上の赤道儀を物色しておりました。

候補として、タカハシのEM-400、i-OptronのCEM60-ECがありましたが、EM-400は価格高いし、ピラーが激重39kgでとても移動で扱えないと対象から外しました。CEM60-ECはピラーも重くなく、価格も手ごろ、耐荷重は30kgと十分です。PEもものすごく小さく(<0.5秒角!)非常に魅力的でした。ただ、海外の情報で、5インチ屈折や25cmカセグレンより大きいと、振動が発生するという話がありました。どうも、磁石を使った独特のクラッチ機構が影響しているように感じています。東京出張時、ジズコさんに行ってCEM60の現物見せてもらいましたが、私には、このクラッチ機構を上手く扱える自信が無いと思い、購入を思いとどまりました。

そうこうするうちに、ふとK-ASTECさんの開発・試作品の販売コーナーに、2011年に発売された韓国製のMC300赤道儀がピラー付きのデモ品がEM200の税込み価格くらいで出ているのを見つけました。

MC300はウォームホイール径が、赤径、赤緯共に147mmとNJPクラスで赤緯はNJPより大きいくらいです。

重量は25kgと重いですが、TOAを安定運用するには必要な大きさだとと思いました。

早速K-ASTECさんに電話し、購入の意向を伝えましたが、出荷前動作確認するので少し待ってほしいとのこと。それで待っていたのですが、10日くらい経っても天気が悪く出荷前検査できない様子。海外出張もあって、20日以上待つことになりました。

その間に購入資金を、CGEM赤道儀や ほとんど使っていないCCDカメラなどを ヤフオクで売って得ることが出来ました。

やっと、一昨日MC300赤道儀が到着しましたので、早速動作確認のため組み立てました。予想よりもピラーが高く、載せるのが少し難しかったですが、何とか移動でも使えそうです。あとは、ガイド精度ですが、天気が悪くてしばらく確認できそうにないですね。。うーん、早く確認したい・・。

MC300写真

 

ラブジョイ彗星

ラブジョイ彗星20150112 Scaled-FL-s

12日の晩に撮ったラブジョイ彗星です。

尻尾見えますかね。

FS-60CB x 0.72RD, Canon EOS kissX7i(スターショップ新改造) ISO1600 45sec X21枚

EM200+SS200PC 80mmF5ガイド鏡+QHY5 PHD2

CCDstackでダーク処理、ステライメージで彗星基準Stack、周辺減光補正、デジタル現像

PSでレベル補正、カラーノイズ処理、他にフラットエイド使用。

CGEM赤道儀 EM200仕様架頭アダプタ

CGEM赤道儀 最後の改善項目で、ロスマンディ仕様のヘッドだと、汎用性が無いので、EM200仕様の架頭アダプタをつけました。

架台アダプタ1 架台アダプタ2

シュミットで売っているアダプタは14000円と高価だったので、コスモ工房の[S066]EQ6pro赤道儀用(旧型)架頭アダプタを黒色仕様でお願いして作成いただきました。送料込みで9000円でリーズナブル。

M8ネジ穴も4つとシュミットより多く、汎用性高いです。

あとは、週末晴れた日に、ガイド条件出しし、新月期に撮影まで出来れば。。

極望 暗視野照明調光装置作成

CGEM赤道儀の極軸望遠鏡として、シュミットのものを購入しましたが、暗視野照明が明るすぎてやりにくかったので、調光装置を作ってみました。

材料は、百均やホームセンターで購入した下記のものです。

耳栓が必要だったのではなく、ケースを使いたかったので。

調光装置1

コードの線が細い撚り線で、扱い大変でしたが、何とか下記のような形に出来ました。

調光装置2

元の機材を変更しないで、間に挿入する形に出来ました。

年末年始の記録

年末年始 実施した内容を記します。

12月27日:大阪での第3回天体写真画像処理ライブセッション参加→大阪は何とか行ける距離だったので、参加しました。内容は、第1回の関が原の時よりわかり易かったですが、画像の良し悪しを見る力や、PhotoShop に関する 基本的な操作方法に関して スキルを高める必要を感じました。

第3回オフ会

その晩、調整してもらったEM200+SS2000PCのガイドの状態を確認しました。結果として、調整前より、DECの動きは良くなりましたが、時々ブレる状態が見られ、まだ良くないなあと、「このときは」感じて、終了。

20141227ガイドjyoutai

12月28日:シュミットオリジナル極軸望遠鏡入荷、CGEM赤道儀に取り付け調整。遠くの地上物体を基準にRA軸まわして極軸望遠鏡のスケールのセンターが合う様にするのですが、取り付け部のセンターがずれているためか、像全体が偏芯している感じ。また、極軸望遠鏡の接眼部も回転できるようになっているのですが、これも偏芯しているので、両方の軸をあわせるのが難しい状態。とりあえず、接眼部を固定し、RA軸の中心と合う様にする形にしました。

12月29日: CGEM赤道儀に 初めてTOA130を載せて、予想通りのウェイト数、位置でバランス取れることを確認。極軸合わせを行うも、暗視野照明が明るすぎて、On/Off繰り返しながら調整(調光装置の必要性感じた)。そのまま、ガイドテストに入りましたが、ここでキャリブレーションでDEC方向が動かずテスト中断。

TOA+CGEM1

12月30日:DEC軸のキャリブレーションが出来ない理由を模索。ピン配列のST4とSBIGの違いかと一時疑ったが、結局ネットで情報収集の結果、DEC軸のガタが大きく、それに対してPHD Guiding2のキャリブレーションステップサイズが小さすぎた為であると判明。値をデフォルトの700msから800ms以上に変更するとDEC軸が動き、キャリブレーションが完了出来る様になりました。しかし、実際にガイドさせると、DECがなかなか補正されない状態でとても使えない状態。

12月31日~1月2日:年末年始の天候不順で調整できず、ウェブでPHD Guidingの基礎解説(http://stargazerslounge.com/topic/188777-phd-guiding-basic-use-and-troubleshooting/)とCGEM赤道儀と似たEQ6proの調整記事(http://www.astro-baby.com/EQ6%20rebuild%20guide/EQ6%20Strip%20Down%20Home.htm)を、翻訳ソフトを使いながら勉強しておりました。

PHD Guidingの基礎解説を読んだ結果対応すべきことは、

①RA軸は東側を少し重くするようなバランスにする。鏡筒が東向きのときは、ウェイトを少し下へ下げ、鏡筒が西向きの時は、ウェイトを少し上に上げる。

②DECが南にドリフトするとき、鏡筒南向きの場合はカメラ側を少し重くする。鏡筒北向きの場合は筒先を少し重くする。DECが北にドリフトするとき、鏡筒南向きの場合は、筒先を少し重くし、鏡筒北向きの場合はカメラ側を少し重くすると良い。(EM200にも適用必要か?)

③露光時間2-3秒にしてみる

④キャリブレーションは各軸7~40ステップ(出来れば15~20ステップ)になるようにする。それ以外の場合はキャリブレーションステップサイズを変更する。

⑤キャリブレーションステップサイズは400mm/f5.6で、赤道付近は2000ms、極付近は2500msが目安。

⑥ガイドレートはx1が基本。

1月3日:EQ6proのウォーム軸調整記事(http://www.astro-baby.com/EQ6%20rebuild%20guide/EQ6%20worm%20alignment.htm)を見て、CGEM赤道議のDEC軸調整敢行することにしました。EM200には無いウォームキャリアの前後移動の調整セットボルトはこことこの反対側にあります。

CGEM-DEC-F

DEC軸をロックしたときにあったガタが無くなり且つDECモータ回転させて止まらない程度に調整。

そのほか、RTC(リアルタイムクロック)の電池が有効になっていなかったので、電装盤を開けて電池についていた透明フィルムをはずしました。これでRTCは有効になりました。

CGEM-バッテリ1

これまでの対応の結果がどうなるか、近日中に検証したいと思います。。

赤道儀その後と国際光器のセールで。

スターショップにお願いしていた、赤道儀の状態確認と調整が終わったとの連絡が今日ありました。

年明けになるかもと言われていたので、早く終わって良かったです。

モーターや平ギアに問題は無く、少し調整しただけとのこと。

ピリオディックエラーに関しては調整では直らないとのことで、PECが、ガイドに対して余計な動きをしている可能性があるので切ることや、バランスのとりすぎで、ふらつきが発生するので、若干どちらかにウェイトをずらすことなどの対応でカバー出来るかもとの見解。

調整・発送料込みで3800円と予想外な良心価格で実施いただきました。

今週返送されたものを、もう一度確認したいと思います。

今日、それとは前後して、国際光器のクリスマスセールに行きました。目的は、普段見られないEM400やEQ-8、Paramaount赤道儀が1箇所で見ることが出来るからです。昼にはもうEM400が売れてしまっていました。EQ-8やParamount赤道儀の大きさは、移動で使う人がいると聞いても、とても自分には扱いきれない大きさで、今のドームにあるNJPがおかしくなったら交換対象だなと思いました。

しかし、同時に展示してあった展示品のCGEM赤道儀がEM200とそっくりで、同じ耐荷重(18kg)で極望が無いこと、ウェイト7.7kgが1個しかないことがネックですが、11万円といい感じでしたので、EM200と比較の意味で購入してしまいました。ただ、当面置き場所が無いので、車に積み込んだままになりそうです。

不足気味のウェイトは、シュミットで5kgのがセールで3000円位で売っていたので、思わず2個注文してしまいました。

ちょっとあせり過ぎかなあ。

赤道儀ドック入り

最近赤道儀(EM200+SS2000)の安定性が良くないと感じてきたので、状態を確認してもらうため、改造元に送ることにしました。

以前から、赤径のピリオディックエラーや、赤緯のガタツキを感じていたのですが、最近まで、どこで見てもらうべきか想像が付かなかったのです。改造品なので、製造元は受けてくれないだろうし、関係ない望遠鏡ショップでは、嫌がられるだろうしと、今まで悶々としていました。

一昨日はたと思いつき、改造元のショップに相談すると、確認・調整は可能との返事。早速赤道儀を送って状態をみてもらうことに。1ヶ月くらいかかる見通しとのことで、次回の新月期は遠征できなくなりますが、不調のまま撮影しても、鬱憤がたまるだけなので諦めるしかないですね。

もし、モーターの劣化で復帰不能なら、新規赤道儀を検討しないといけないです。またEM200にするか、はたまた、海外製の丈夫なやつにするか。年なので、重いのは避けたいところです。

11月22日遠征

11月22日土曜、川原林御大さんからお誘いいただき、滋賀県今津に遠征しました。

当日は、息子と新潟までドライブへ行ったので、疲れはありましたが、3連休の中で一番期待できそうな日だったので、遠征することにしました。

現地に到着したのは22時過ぎ、御大さんは既に撮影を開始されており、現地施設の方に星空案内してみえました。

私は早速準備を始めますが、地面がなだらかに傾いていたことが災いし、北極星を間違えセッティングしてしまって、最初の数十分はロスしてしまいました。

結局、まともな撮影開始は0時を過ぎ、M45からはじめ、次にバラ星雲を撮影しました。

撮影中は、御大さんの機材を拝見したり、夜食やコーヒーを戴いたりして過ごし、バラ星雲撮影の最後の方で雲見舞われ、途中終了となり、フラット撮影して撤収しました。

撮影状態として、赤径軸のふらつきが大きく、楕円気味になってしまいました。PEC補正を 再度実施する必要があると思ってます。

color-LRGB-M45-s color

TOA-130S+35RD、SXVR-H36(-20℃)L:10分6枚、RGB:10分各2枚、AstrodonGEN2-Iフィルタ

EM200+SS2kPC、Lodestarによるオフアキガイド、CCDstack,SI7,PSCCによる処理。

 

FSQ-130ED来年発売?

海外サイトでこんな写真と情報出てました。

870387-1-FSQ130

http://www.astromart.com/classifieds/details.asp?classified_id=870387

来年初旬発売、価格は未定と書かれてまた。すごい性能です。でも高そう。。

NATIVE FOCAL RATIO: f/5; 650mm FL

Optical performance:

Off-axis distance [mm] 0 15 22 32
RMS-spot diameter [micron] 2.0 3.0 4.0 4.5
Relative illumination [%] 100 99 97 92

Takahashi has designed a new dedicated 645 format reducer for the FSQ-130ED that produces a 70mm diameter image circle with very small stars 5.0 micron at the edge of an 64mm circle.

645 Reducer 0.7x

Focal length: 455mm
Focal ratio: f/3.5
Image circle 70mm

Optical performance

Off-axis distance [mm] 0 15 22 32
RMS-spot diameter 2.5 3.0 4.0 5.0
Relative illumination [%] 100 96 90 60

The Takahashi RD-QR .73x can be used with the FSQ-130 and will produce color rich images across a flat field and a 44mm image circle.

RD-QE 0.73x

Focal length: 474mm
Focal ratio f/3.6
Image circle 44mm

Optical performance:

Off-axis distance [mm] 0 15 22
RMS-spot diameter (micron) 3.0 5.0 14
Relative illumination [%] 100 90 65

EX-ED 1.5x

The Extender-ED when used with the 130 offers larger image scale for smaller objects at 982mm.

Focal length 982mm
Focal ratio f/7.5
Image circle 44mm

Optical performance:

Off-axis distance [mm] 0 15 22
RMS-spot diameter (micron) 2.0 15 30
Relative illumination [%] 100 80 65

The EXQ-1.6x is well suited to be used with the FSQ-130 for greater image scale. Stars produced by the EXQ are small.

Extender-Q 1.6x

Focal length 1043mm
Focal ratio f/8
Image circle 44mm

Optical performance:

Off-axis distance [mm] 0 15 22
RMS-spot diameter (micron) 4.0 8.0 10.0
Relative illumination [%] 100 75 58