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Starizona SCT corrector Spot diagram

今日、Starizonaに他のと性能を比較したいから、SCT correctorのSpot diagramを開示してくれないかとメールしたら、すぐに添付の画像を送ってくれました。
一つはNormal C11のもの、もうひとつはSCT Correctorのものです。
これを他のと比べると、結構良い感じになっています。
早速ボーナスを見込んで手配することにしました。



すばる並の星像を得るには。。



定期的に送られてくる、Edmund Opticsのカタログを眺めていたら、なんと 補償光学キットなるものを見つけました。
h_ttp://www.edmundoptics.com/onlinecatalog/displayproduct.cfm?productid=3382
補償光学は、SBIGやOrion、StarlightXpressなどから出ているAO(Adaptive Optics)のような1面のみによる補正ではなく、面あたり数十のアクチェーターが動作して、補正するもので、すばるにも搭載され、星像を劇的に改善できる光学系です。
全部揃えると数百万円するキットですし、ミラー径も10mmしかないため、すぐに望遠鏡に付けられる訳ではありませんが、10年くらい経てばリーズナブルなものが出現しませんかねえ。

Lightbridge復活

先日到着した再成膜後の主鏡を、元に戻す作業を行いました。
まずは、センターポイントの印付け。
上質紙を主鏡の大きさに切り取り、その中心に穴明けし、主鏡の中心にマジックで点をつけます。


中心点にパンチ穴補強用のドーナッツシール(樹脂製)を注意深く貼り付け、アルコールでマジックを消し完成。


主鏡をセルに取り付け、鏡筒へ接合します。


全体を組み立て、レーザーコリメータで光軸合わせて、完成。
次回の晴天日が楽しみです。

再成膜の結果と軽量ドブソニアンフレーム

昨日やっと40cmLightBridgeの主鏡の再成膜が出来てきました。
反射率は可視光で92%くらい。
晴れたら、取り付けしてみようと思います。


ところで、Hubble Optics社からダイレクトメールで、軽量ドブソニアンフレーム(のみ)の広告が入ってきました。
h_ttp://www.hubble-optics.com/UL14F.html
16インチ用で$1,195。重さは14.5kg。
今のLight Bridgeが58kg(主鏡含む)なので、相当軽くなる感じです。運送費はAirで$177(どうも、アジアで製作されているようでUSA向けより安い)。
F値が合えば良さそうなのですが。。

実はいろいろあった高性能シュミカセ用コレクター(SCT corrector)

先日、Starizonaからコマが大きく改善される補正レンズSCT Correctorが公表されましたのは、既に御紹介しました。
Starizonaはx0.75 フランジバック90.5mm
周辺減光量に関して記述なし。
スポットダイアグラム記述なし。⇒開示してもらいたいところです。
価格は349USD
h_ttp://starizona.com/acb/Starizona-SCT-Corrector-P3230C91.aspx

しかし、実は他にも似たような補正レンズが2つ出ていることが、海外の掲示板見て知りました。
これらはフランジバックがほとんど同じです。

ASAからx0.77 フランジバック97.5mm
今年の1月にニュースリリース。価格不明。。
周辺減光量に関して記述なし。
スポットダイアグラムの改善が見られますが、実際の星像見たいところです。
h_ttp://www.astrosysteme.at/images/2Zoll_Schmidt-Cassegrain-Red.pdf

TS opticsからx0.8 フランジバック97.5mm
中心から半径16mmまで90%以上の光量確保
スポットダイアグラムの詳細を見ると、波長による違いが見られますが、目立つレベルなのかどうか?
価格は249EURです。
h_ttp://www.teleskop-express.de/shop/product_info.php/info/p3291_Image-Corrector—0-8x-Focal-Reducer-for-Schmidt-Cassegrains.html

どれが良いのでしょう?悩ましいところです。

Starizonaからシュミカセ用コマコレクター出ました。

今日StarizonaのHPを見たら、通常シュミカセユーザー待望のコマコレクターが発表されていました。
h_ttp://starizona.com/acb/Starizona-SCT-Corrector-P3230C0.aspx

X0.75のレジューサーでもありますが、イメージサークル35mmのコマが通常の1/5になるというのですから、よさそうです。


左がC11通常品、右が本コレクター取り付け後。


ただしバックフォーカスは90.3mmと適度にありますがシビアな様で、各カメラ用のアダプタでセットしないといけないようです。
残念ながらQHY9用は標準ではないので、カスタムオーダーになります。
価格はUSD349とそれなりにしますが、シュミカセのコマフリー化は待望でしたので、食指が。。。

ライトブリッジ主鏡洗浄

今日は朝晴れていたので、以前からやりたかったライトブリッジ40cmの主鏡の洗浄を敢行しました。
テレスコ工作工房さんに外し方を教わり、恐る恐る実施。


やっと横から見ることが出来ましたが、大きな障害が発覚。


主鏡がシリコンシーラントのようなもので、枠に接着されています。


思い切って、カッターで切除し、主鏡を外すことができました。
その後、洗浄しましたが、やはり細かい傷や曇りは消えませんでした。
再めっきした方が良いのでしょうか?テレスコ工作工房さんには、NTKさんか、YOSHIKAWAさんを紹介されましたが、価格が不明。問い合わせるしかないですね。

個別フィルタ入れ


シナモンさんに戴いたフィルターBoxですが、フィルタを入れるものがありませんでした。
100均でも探してみましたが、適当なものがなかったのでアクリル板で作ってみました。
精度はイマイチですが、思ったより見た目はよさそうです。

分光器







EL板の発光特性を見たいがために、CD-Rを使った分光器製作方法をWebから探しつくって見ました。
プリンタでA4サイズの型紙印刷して、切り出し、6分割したCD-Rと組み合わせて 出来上がりです。
最初のスペクトルは部屋の蛍光灯。昼光色のものでしたので、きれいに撮れましたが、2枚目は小生のEL板です。
EL板は暗いので、数秒露出でやっと撮れました。思ったよりいろいろな波長の光が出ています。
ちょっと赤が弱いですが まあ良しとしますか。

天文用EL板

まずは、地震に遭われた方 お見舞い申し上げます。

天体撮影ではフラット画像をどのように得るのかが悩ましいところです。
スカイフラットは、天候に左右されるのと、時間がかかりそうです。
EL板は、色の発光特性が不均一な可能性がありますが、その辺市販の一般的なEL板は明確にされていません。



今回見つけたのは、天文用と謳っているだけあって、スペクトルは満遍なくあるようです。
h ttp://www.gerdneumann.net/v2/english/eng_aurora_flatfield_panels.html
価格は、口径10cmサイズ用でEUR49から40cmサイズ用のEUR399と少し良い値段しますが、あり合わせのものよりはしっかりしていると思います。
いかがでしょう?