日別アーカイブ: 2009年1月25日

QHY9のGainとOffsetはどう設定するか?


QHY9はGainとOffsetを設定できる。
普通のCCDにはあるそうだが、SBIGにはその項目はなかったので、意味が良くわからなかった。
Gainは利得であり、Offsetは全体を底上げをするもの、のようである。
決め方をメーカーに問い合わせたら下記のような返事が来た。
The offset should be calibration by yourself.(Let the overscan area is a little avove zero)
For gain, if you capture the faint object you can use high gain. If the object is bright you can use low gain. For hyperstar, I think low gan is better, You can set it to 20.
つまり、自分で決めないといけない。
Gainは対象が暗いと上げ、明るいと下げる。Hyperstar(F2前後)のような明るいシステムでは20程度に設定できる。
Offsetはオーバースキャンエリアで0から少し上になるように設定する。らしい。
ただ、Gain Offsetの値をあまり変えると、DarkやFlatの時Liteフレームの時のGain Offsetと同じ値でないといけないようなので、たくさんのデータを持っていないといけなくなる。
→2-3種類までが精一杯かなあ。。
一応Biasのデータをとると、傾向がわかってきた。
暗い対象の場合は、Gainを55%(35/63)、Offset100
明るい対象の場合は、Gainを0?32%(0?20/63)、Offset105
ってところだろうか。。。

QHY9 ダーク画像







QHY9のダーク画像を撮りました。
-40℃と多分常用で一番冷えたところです。
600秒だけですが、ご覧下さい。
MaxImv5.03で撮って表示。
レンジが0?最大のもの 等倍
レンジ拡大のもの 等倍
上記の25%表示のもの

QHY9 ファーストライト



フィルターがまだ届かないので、到着するまで撮影するつもりはなかったのですが、晴れていましたので、ファーストライト敢行しました。
C14でF7にして、NJPガイド無し(今までSBIGのセルフガイドばっかりだったので、ガイドシステムが無い。。)-40℃60秒露光1枚。
本当は別の対象の方が良いのでしょうが、とりあえずということで。
60秒ですけど、ダーク少なくてレンジ「0」から表示させても違和感ないです。。
ピント合ってなくてすみません。